TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

【Artist File④】RADIO FISH(レディオフィッシュ)の楽しみ方を伝授します

f:id:TinyBicycleClub:20210410204314j:plain

御神体を観察する筆者...

RADIOHEADだと思われてクリックされた方、スミマセン...。

今一度良く見てください、RADIO FISHです...。

 

この数年、フェスのラインナップ発表で散見した

「やった!UVERworldだ!...え?UNDERWORLDって誰...?」

の逆バージョンですね。苦笑

 

私の事を古くから知っている方である程に、「まさか...。」というインパクトを感じて頂けた事かと思いますが、なんのジョークでもなく、RADIO FISH(レディオフィッシュ)について、今回はその思いを深掘りしてみたいと思います。

 

結構前から書こう書こうと思っていながら、ようやく重い腰をあげた格好になるのですが、過去のこの記事企画のようなリアルタイムな思い出話というよりは、今回は見所や楽しみどころをロジカルに説明する場とさせてください。笑

 

↓ 過去の同企画記事はこちらからどうぞ↓

 

 

RADIO FISH(レディオフィッシュ)基本情報

2014年結成。

オリエンタルラジオの中田敦彦、藤森慎吾の2人に、中田の弟でもあるダンサーのFISHBOY、Show-hey、SHiN、RIHITOを加えた6人組ダンスボーカルユニット。

 

2015年末に配信リリースされた「PERFECT HUMAN」を2016年に放送された地上波ネタ番組『ENGEIグランドスラム』で披露すると、大きな話題となり同曲のMVは今日現在で7千4百万を超える再生数を記録。

 

2016年には紅白歌合戦やサマソニを始め多くの夏フェスにも出演し、瞬発的な物ではありながら大きなブームを生みました。

 

ネガティブだった第一印象

かつての私は、商業的な音楽に関心もなく、むしろ嫌う傾向にありましたので、「オリラジが始めたRADIO FISHというのがバズっているらしい。」と評判を耳にしても、フル尺で聴いたりMVを観てみる事さえしませんでした。

 

もっと言えば、ゴリゴリのダウンタウンジェネレーションの私にとって、オリエンタルラジオは見るに値しない芸人という位置付けでしたし、武勇伝ネタやチャラ男ブームも「全然面白くないな...。」と、レディオフィッシュ以前にオリラジにネガティブなイメージを持っていたと思います。

 

彼らがサマソニに出演した2016年は、私も同社に在職中で、本来なら少しくらいは曲をチェックする私も「聴くまでも無いな...。」と完全にスルーしていました。

 

と、リアルタイムで「Perfect Human」がバスっているタイミングには、見事に彼らを視界からミュートするスタンスを取っていたのです。

 

芸人である事によるレバレッジの理解

このように一方的にディスタンスを保っていた私がいつレディオフィッシュに関心を持ったかと言えばつい昨年、2020年に入ってからです。

 

コロナ禍によるステイホームにより、多くの皆さん同様、YouTube視聴時間が爆上がりした私は『中田敦彦のYouTube大学』も観るようになり、そこからの流れで藤森慎吾のチャンネルも観る機会が増えました。

 

当初は単に時間があるからなんとなくそれらを観ていただけでしたが、次第にネガティブな印象は薄まっていき、藤森慎吾の「歌ってみた」シリーズをいくつか観ていると「歌かなり良くない?」といよいよ音楽にフォーカスがいきました。

 

無論最初にチェックしたのは「Perfect Human」。

芸術性とは別ベクトルながら、曲も悪くはありませんし、藤森慎吾の歌唱は聴きやすく爽快感のある気持ち良さがあります。

何よりMVやライブ映像などダンスありきで観たのは初めてだったので、シンプルに飽きずに観ることができました。

 

で、更に他の映像を漁ってみると「ULTRA TIGER」という楽曲で、私は大爆笑をしました。

ここで大爆笑に至ったのは、彼らのYouTubeチャンネルを観ていたことで、オリエンタルラジオに対しての一定の知識が私に備わったからです。

 

その予備知識なしにこの動画を観ても、おそらく特段面白くはないと思います。

 

オリエンタルラジオという芸人としての活動全体がフリになっている為、彼らの過去の活動や意図を把握していないと、楽しみにくい表現と言えるかもしれません。

 

武勇伝ネタでの「あっちゃんカッコいい!」の発展形として、相方をパーフェクトヒューマンと礼賛するのはある種の伏線回収的でもありますし、以降の楽曲では中田敦彦による歌唱やダンスパートは抑え、パーフェクトヒューマンを超えた"御神体"として崇めたパフォーマンスに向かっていきます。

 

昨年発表された「神様Disco」あたりはその顕著な楽曲ですね。 

ここまで来ると、刺さらない人には全く刺さらないと思いますが、一度楽しみ方を覚えた身としては、ここまで振り切ってくれると羨ましささえ芽生えてしまいます。笑

 

過去にもハッピーマンデーズのベズや、電気グルーヴのピエール瀧など、楽曲に直接関係しない役割を持つパフォーマーに注目が集まるステージングやブランディングは存在していましたが、レディオフィッシュの場合にはサビなどのワンパートのみの稼働に絞る事でカタルシスさえ生まれています。

 

中田敦彦本人も「歌ネタの最高峰は上手い歌」と発言している通り、コンセプト自体にボケは入っているものの、歌唱やダンス、MVのクオリティなどにおいては真剣に取り組んでいる点が最大のボケになっているという訳です。

 

再認識させられたダンス演出の強度 

そんなわけですっかりレディオフィッシュを楽しむようになった私ではありますが、楽しむ前提は音よりも絵になってはしまいます。

なので、間違ってもSpotifyなどで音だけを楽しむことはありません。

 

そう受け取られることが良い事か悪い事かは、アーティストのマインドによると思いますが、私自身、意図せず"ダンス"を楽しんでMVなどを観る機会が増えている事に、はたと気がつきました。

 

例えば、Clean Banditの「Stronger」。

曲自体もとても好きなのですが、中盤のダンスシーンが観たくて度々再生してしまいます。(Clean Banditって絶妙にダサい違和感を入れ込みフックにするのが上手いなぁといつも感心しています。) 

 

無論、BTSもダンスによって強い訴求力を生んでいますし、やはり何度も繰り返し観てしまいます。

40オーバーの初老の私ですが、「Dynamite」を踊ってみたくて仕方が無いくらいです。笑

 

かつてはMVやライブ映像は、ビデオやDVDを購入するか、テレビでタイミング良く目にするかしないと観ることができませんでしたが、今は真っ先にYouTubeなどで映像と併せて楽曲を鑑賞する事が多くなっています。

 

となれば、単に何となく豪華なセットや絶景で撮られたビデオよりも、明確にフックを持ったダンスなどのリピート性を持つ映像の方が有利に働くのは間違いないと考えられます。(バズという観点で言えば、「真似」のしやすいダンスは特に。)

 

また、これは個人的な印象でしかありませんが、ステイホームや外出・行動制限下にある現在においては、潜在的にアクティブに体を動かすダンスに惹かれるという面もあるのかもしれませんしね。

(家でビリーズブートキャンプとかラジオ体操したりもしたくらいですし。苦笑)

 

最後に(まとめ)

「書こう。」と思ってから、書き始めるまでにだいぶ期間が空いてしまったので、もうちょっと書きたい事が沢山あったような気がしていますが、思い出せないのでこの辺で...。

 

ともあれ、自分の目や耳で確認もせずに毛嫌いをして、4年間もRADIO FISHをスルーしてしまった事を反省しております。

 

おそらく、音楽好きである程に、私同様のスルーをされているであろうと思いましたので、今回はRADIOHEADではなく、あえてのRADIO FISHにフォーカスさせていただきました。

 

規模や成果は全く及びませんが、彼らの何度もヒットを生み出す不死鳥感に対して、レコード屋をやったりイベントを主催したり、音楽メディアをやったり、アーティストマネジメントをやったり、果てはインスタインフルエンサーをやったりと形を変えまくる自分としては、強いシンパシーや憧れさえ感じてもしまうのでした。

 

ではまた◎ 

にほんブログ村 音楽ブログへ

 

※今後新たにスタートしていきたい企画やサービス、情報もあるので、以下のLINE@やTwitterのフォローもお願いします◎