TINY MUSIC LIFE

音楽を仕事にする方法やビジネス論、考察や小ネタなどをお届けする音楽情報ワンパーソンメディア。by TINY RECORDS八木橋一寛

Clubhouse(クラブハウス)大失速の原因を考えてみる

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Clubhouse(クラブハウス)の使い道。

コレ、考えるまでも無かったようでしたね。

 

SNSに限らず、私が知っている全ての一発屋の中で、最も落差が激しい失速とさえ思えます。

 

というのも、ご承知の通り、既にアクティブユーザーは激減しており、最近はいつ覗いてみてもログインすらしている人はほとんど見かける事ができません。(これは私がフォローしている人に限りますが。)

 

ちょうど一ヶ月ほど前に、以下のように「Clubhouseの音楽業界での使い道」についての考察記事を書きましたが、完全に徒労に終わったと言えます。 

で、この徒労におわったこの記事について、ワタクシ大変な反省と後悔がありまして...。

 

というのも、実際に招待をいただいてアプリを少し利用してみた時点で、

「これは流行らないだろ...。」

と思い切り感じていた為です。

 

そう思いつつ、その事は伏せて記事を書いてしまいました...。

大変申し訳ないですし、誰もそんな事は気にしていないとしても、心の中のリトルヤギハシがそんな私を罵倒・叱責しております。

 

そこで今回の記事では、前回書いたClubhouse記事に対しての反省・後悔について、そしてClubhouseが大失速をした原因について考えてみたいと思います。

 

 

「流行らないのでは?」と感じた理由

そう感じた理由は大まかにいうと、以下の2点。

  • 発信者・受信者がくっきりと分かれすぎている
  • 「フリートークの盗み聞き」が主な誘引方法になっている為、どうしても雑談的になり過ぎるので、ダラダラと視聴時間が掛かりすぎる

こんなところです。

 

特に大きいと思ったのが前者。

 

SNSで多くのインフルエンサーが登場したり、SNSを活用したビジネスモデルの成功を多数目にした現在では、発信者側に回りたいという願望・需要が大きいと私は思っていました。(更にコロナ禍もあり、そのムードは加速していると思っていました。)

 

しかしながらクラブハウスの場合、立て付け上は誰でも発信側に回れますが、どう考えてもクラブハウス外で既に認知を高めた人しか集客が困難なサービスのように思えました。

 

この印象については、既にクラブハウスを楽しんでいた友人・知人などにオブラートに包んで問うてみたのですが、

「有名人の話とか聞けるところが面白いんだと思う。」

といった回答を多くもらいました。

 

つまり、受信者側と割り切って楽しむというスタンスですね。

 

確かにテレビやYouTubeといった主要な娯楽はそのスタンスで楽しんでいるので、「そういう楽しみ方が出来る人もいるのかぁ。」程度に納得をしようと思い、いくつかの有名人によるルームや参加人数の多いルームを視聴しました。

 

そこで感じたのが、前回の考察記事で書いていた

ジェットカット編集や早口による時短やQOLを意識した発信や受信になれた人にとっては、ぎこちないトーク進行はストレスに感じましたし、タレントのようなユーモアも期待できず、効率的に情報収集や娯楽が楽しめているようには感じることができませんでした。

という印象でした。

加えて言うと、トークの達者なお笑い芸人であっても、ダラダラと特に内容のない会話を長時間聞くことは、私にとってはどうにも不毛な時間に思えてしまい、特にメリットを感じる事ができませんでした...。

 

これも前の記事で触れましたが、私が現在好んで毎日利用しているSNSサービスは、Instagram、YouTube、Voicyあたりが主になります。  

どれも、発信者側が伝えたい情報を編集した上で発信されているので、雑談をベースにしたClubhouseに比べると、基本的には無駄が少ないです。

 

「だからこその、可処分時間の余白がある音声コンテンツでしょう。」

という事で私も当初は納得しようとしていたのですが、それにしても話が簡潔でなく視聴時間が掛かり過ぎる点について不満がありました。

であれば、YouTubeの音声だけ聞いている方が自分にとっては魅力的とでも言いましょうか。

 

つまり私の場合は、

  • エンタメや教養として簡潔に編集されたコンテンツが欲しい
  • もしくは発信者側として有用なサービスが欲しい

という消費者心理が強く、同じように思う人は少なくないと感じたので、Clubhouseは流行らないのではないかと思ってしまったのです。

 

反省・後悔している点

で、前回のClubhouse活用方法の考察記事です。

一言で言えば、完全に日和りました。

 

1月末〜2月初旬の話題沸騰時には、

「この盛り上がりに水を差すような発言は、袋叩きにあったり、普通に嫌われるだけではないか。」

と思い、ネガティブ感情は完全に伏せて記事を書いてしまいました。

 

20代30代の私だったら即刻、「こうこうこういう理由でコレは流行らないだろ。」ときっぱりと一蹴していたと思います。

 

再度言います。

日和りました...。

 

この点が唯一最大の後悔と反省点ですし、リトルヤギハシが立腹しているポイントでもあります。

 

加えていうと、私、「鬼滅の刃」に対しても、全く同様の日和りを見せてしまっています。

正直、あからさまに随所に過去の名作漫画を踏襲し過ぎていて、読んでいても「うわぁ、今度はあの漫画から引用しているよ...。」などと、内容よりも有名漫画からのサンプリングが多過ぎてそちらばかりが気になってしまいました。

結果、気持ち良く読めずにラスト2巻を残して読むのを辞めてしまいました...。

(これは完全にコア漫画フリークの老害的感覚なのは自覚しています。)

 

しかし、この気持ちは完全に伏せており、誰にも伝えた事がありませんでした。

今ここで初めて書きました。

 

Clubhouseも鬼滅の刃も、楽しいと思っている方をどうこう思う事は勿論ありません。

私がそう感じただけの話で誹謗中傷をしている訳ではないですから、そう感じたならそう発言してなんら問題はないはずです。

(ただ、どちらもコロナ禍の閉塞・枯渇感が大ヒットのレバレッジになっているようには思っていますが。)

 

それなのに勝手に忖度して、さも「Clubhouse良いよね!」とさえ思える発信をしてしまった事に対する自責の念から、危うく私はリストカッターケンイチ(「伊集院光深夜の馬鹿力」参照w)になりかけてしまったのでした...。

 

Clubhouse大失速の理由

前回の考察記事でも書いた通り、日本でのサービス提供開始からの凄まじい初速は、YouTubeやInstagram、Tiktokなどに乗り遅れて先行者利益を取れなかった層が、我先にとインフルエンサーになりたい人が殺到した点に起因すると考えています。

 

加えて、音声コンテンツが次に来る来ると言われ続けていたのもあり、 正直当初からうっすらとハイプ感は感じていました。

 

と、これは私の当初の印象に過ぎないので、実際に失速してしまった原因を考えてみます。

 

視聴時間の長さ

 

先ほど私個人の印象として挙げた事と重複しますが、やはり、何時間もダラダラとまとまりの無いトークを視聴するというのは、時短やQOLがトレンドの今の時代に逆行し過ぎていたように思えてなりません。

 

勿論、べらぼうに大好きな著名人がいる人にとっては、何時間奪われても魅力があると思いますが、私を含め、特にそういった対象を持たない人にとっては、シビアに所要時間に対して費用対効果的に考えてしまうと思います。

 

これは私が勝手にそう感じて言っている訳ではなく、多くのビジネスパーソンやメディアでも同様に、「可処分時間の奪いすぎだった。」と指摘を受けている点です。

 

奇しくも、エンタメとしての発信者のトーク力不足や、無編集の雑談である事への個人的不満と合致する格好となりました。

 

先行者利益の振り分けの完了

2点目は、「インフルエンサーになりたい人が殺到したが、ある程度その振り分けが済んだ。」という点。

 

私もこんなブログを書いているくらいなので、発信者側に回れない物にわざわざ時間を使って利用したいとは思いにくいタイプの人間なので、良く分かります。

 

「今回こそ、乗り遅れずに先行者利益を取ってやる!」と、いざ招致を受けてClubhouseの利用を開始してみたものの、「アレ?これ、芸能人や有名人じゃ無いと人集まらなくない?」と思ったり、一部全くの無名状態からClubhouse内で集客に成功をした方もいらっしゃいましたが、一ヶ月程が経過し、インフルエンサー側と受け手側の振り分けが済んでしまったように感じます。

 

これを原因とする意見はあまり目にしていないので、あくまでも主観になりますが、少なくとも私のように発信者側に回る事を視野にSNSを利用する層にとっては、分かりやすくする為に嫌な言い方になりますが「魚の居なくなった釣り堀」のような状況と言えるのかもしれません。

 

ちなみに言えば、ライブやイベントなど"集客"をする機会の多い仕事をしている私は、発信者側に回る事に意識的ではありますが、「Clubhouseは流行らなそうだ」とすぐに思った為、この競争には参加しませんでした。

 

クローズド環境の崩壊

これは主に芸能人が「Clubhouseを利用しなくなった理由」として多く挙げていますね。

 

"招待制"や"サービス内での発言は口外禁止"と言ったクローズドな環境に最大の特色があったClubhouseでしたが、招待希望者には招待が行き渡り、トークルームでの会話内容が切り抜きされた状態でのメディア露出が頻発したことで、このクローズドな魅力は崩壊したと考えられます。

 

この点を最大の失速理由とする考察が最も多く見受けられるかもしれません。

 

ただこれも一つにはあるとは思いますが、個人的にはあまりピンと来ないところもあります。 

 

というのも、そもそも私個人としては、有名人のトークを視聴する事を期待してClubhouseを利用したかった訳では全く無いという事がひとつ。

 

加えて、「口外禁止」と言っても、これだけ録音が容易な時代ですし、ペナルティはアカウント停止くらいとなれば、そもそもこの口外禁止が守られる訳が無いと思ってしまうからです。

 

逆に、口外されてしまった時に、「え〜、口外禁止なんじゃ無いの〜!」と本気で思う人がいるとすれば、その心の清さはきっと筋斗雲を自在に操れる事と思います。

心の汚れきった私にとっては、最初から口外禁止は無理があると思えてなりませんでした...。

 

最後に(まとめ)

一転して、随分とClubhouseにネガティブな記事のように思われるかもしれませんが、当初から思っていたのに隠してしまっていた考えを今回は包み隠さずに吐露しました。

 

あまつさえ、鬼滅の刃にまでとばっちりでネガティブな事を言ってしまい、鬼滅の刃やClubhouseが大好きな方を不快にさせてしまっていたとしたら、本当に申し訳ありません。

 

鬼滅の刃は確かに物語はしっくり来ずでしたが、キャラデザインはとても好きなので、鬼滅の刃パッケージのダイドーのコーヒーは買いまくって楽しんでいますから(もう40本は買っています。)、嫌いな訳ではありませんので。苦笑

 

私はVoicyを楽しんでいますが、「Voicy全然面白くないじゃん。」と言われても、人それぞれだなと思うだけですから、その程度の個人の所感の違いだとお許しください。

 

そしてやはり、加齢によるおよび腰なのか、はっきりと自分の所感を最初に書けなかった事を痛く反省しています。

 

忖度に加え、新しいSNSへの枯渇から、心の中では「流行らなそう」と薄々思いつつも、無理に肯定していたのかもしれません。

 

私自身はTwitterとFacebookは完全に離脱してしまっていて、Instagramしか今は使っていませんが、インスタグラムは情報収集をするにはテキストベースでは無い分不向きですから、情報収集源になり得るSNSの登場は望んではいましたので、淡い期待を持ち過ぎてしまいました。

(インスタは、間も無くテキスト検索を実装するとも言われているので、写真や動画だけでなく、今後テキストのウエイトは高まりそうではありますが。)

 

余談ですが、1ヶ月前にクラブハウスに招待を送った友人から、

「今時間があるから送ってもらったクラブホースってヤツ登録しようと思うんだけど、どうやって使うの?」

と先週LINEがありました。

 

いかに自分が偏った情報を得ているのかを思い知らされましたね。苦笑 

 

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