イデオロギー強めな見出しをチョイスしてしまいましたが、もちろん大袈裟に書いています。苦笑
だって、今の世の中では
「ヘッドライン読みが主流で本文はあまり読まれない。」
と、ネットの偉い人が言っていたので。。。
肩慣らしがてらに軽いユーモアから書き出してしまいましたが、何が言いたいかと言いますと、
「最近は音楽業界以外の世の中を意識的に見るようにしています。」
というお話です。
例えば、私のTwitterかインスタグラムを見て頂いている方はお気づきの通り、旅、というか普通のお出かけを沢山しています。免許もその一環ですね。
急にリア充(死語ですかね。汗)になった訳ではなく、かなり意識的にそうしています。
音楽業界以外の一般的な社会や仕事、人達を意識してしっかりと見て学びたいという理由からそうしていました。
これまでの20年間は、時間もお金も全て音楽に関係する事に突っ込んできました。
ただ、昨年あたりから如実に自分の中である想いが強まっていました。
「このまま音楽業界ばかりを見ていたらマズイかも。。。」
という想いです。
このブログでも
「他の業種に比べたら、音楽業界は競争が激しくは無い。」
という主旨の事も書いていますが、これはちょっとマイルドな言い回しでして、これも分かりやすくするために極端に書きますと、"能力のある人が音楽業界には集まっていない"ように私は感じていました。
嫌な書き方をすると、ITベンチャーなどでバリバリ仕事をしている人が、ちょっとした気まぐれで音楽業界に来たら、あっさりと大きな成果を挙げれるようにさえ思ってしまっています。
あくまでも私個人の実感だけの話になりますが、音楽業界以外の方と仕事をしたり会話をしていると参考になる事も多く、その考え方なども勝手ながら"話が合う"と思うようになっていました。
音楽業界内だと、異端だったり特殊な考え方だと理解されにくい場面が多かった私でしたが、おそらく普通の企業の中では普通なのだろうと気がつきました。
ただこれ、シンプルに自分の中のムードが変わっただけかもしれません。
というのも、振り返ってみると、おおよそ10年周期でそこそこ大きなムードチェンジが自分の中で起こっている事に気がつきました。
20代の10年間は、DJやレコード店主として海外のインディー音楽を日本で広めたいという10年。
30代の10年間は、ライブ現場を通じて日本国内のインディーアーティストをフックアップしたいという10年。
モチベーションだけは異常に常に高いところがありまして、DJをしている事にはそのモチベーションの違いに物足りなさを感じる中で、日本のインディーバンドと出会うようになり、彼らのモチベーションの高さに惹かれる事になりました。
DJよりもバンドマンの方が話が合うと感じたのです。
それが近年では、一般企業のビジネスパーソンとの方が話が合うと感じるようになったという訳です。
で、40代に入った今を同じように超端的に表すならば、"しっかりとしたビジネス感を用いて音楽業界に寄与したい"とでも言いましょうか、そうしないとマズイと思ったのかもしれません。
分かりやすい取り組み内容で言うと、近年は音楽業界以外の会社と音楽の仕事をする機会を意識的に増やしていました。
マズイと思っているのは、"このままだと"マズイというだけで、音楽そのものには永劫魅力や価値はあり、ビジネスにもなり続けるとは思っています。
ですから、持ち出す場所を既存の音楽マーケットではなく、異業界に当てに行く努力をしたいと思っていた訳です。
そう思っていた矢先にコロナショックがあり、いよいよその気持ちは深まりました。
今日現在に至っても、私も多くの会社も、乗り越えられたとは言えない状況が続いていますが、よほどの努力や才覚、そして運にも恵まれないと当面は音楽業界単体でかつてのような収益をあげることは困難だと言えるでしょう。
このブログで行った2つのインタビュー企画などは最たるもので、非常に有意義な知見を聞くことができたと思っていますし、やはり「話が合うし楽しい。」と感じました。
私が今、この記事で書いている内容も、上記のインタビューの内容も、20代の頃の私であれば、
「数字の話とかしてるんじゃねぇ!良い音楽はきっといつかそれだけで報われるんだ!」
などと、抗うようなマインドだったかもしれません。
しかしこの10年、良い音楽のみで報われたバンドを見る事はそう多くはできませんでした。
それが良い事なのか、悪い事なのかは今の私にはまだ分かりませんが、何か実現したい目標があるのであれば、ある程度のステータスやお金(数的実績)がないと叶わない事を知ってしまいました。
正しいと思うことや本当にやりたい事は、それを数字度外視でも通せる立場になってからやるべきだと思うようになったのかもしれません。
私が例え話として良く言う極論がありまして、
「どうしても応援したいバンドがいるのであれば、自分がどれだけそのバンドのために全てをかけるよりも、全くそのバンドに愛情のカケラもない大金持ちがパトロン的に1億円差し出す方が役に立つだろう。」
なんと悲しい極論ではありますが、そういった意味では私、お金持ちにもなりたいです。苦笑
ライブハウスも私がもしも富豪であれば何店舗か救えたでしょうしね。。。涙
旅行なども、あまりにこれまでしてこなかったので、
「こういう場所で生活して仕事をしている人もいるんだなぁ。」
とか、
「こんな仕事もあるんだなぁ。」
と今更ながら気がつき学ぶ機会が多いです。
そんな訳で、旅や異業種交流を行う事で、これまで音楽音楽と凝り固まっていた視野の狭さからの解放を、今絶賛取り組み中ですというお話でした。
信じるか信じないかはあなた次第です。
ではまた明日◎
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